Louis's Tale

■ アメリカ初期のルイジアナ州の農園の若主人であるルイ。 ある日最愛の弟ポールが階段から落ちて死に、それを自分の責任に感じて、 酒やばくちにのめりこむ。死にたい、と思っていたところ、彼の美貌に惚れた レスタトによって吸血鬼にされるが、人間を殺すのを 忌み嫌い、ねずみ等の小動物の血を飲みながら、飢えをしのぐ日々。 自分の創造主であるレスタトの無神経さに嫌気が差し、 いいかげんに別れようと思っていたところ、彼を自分のもとに繋ぎ 止めるため、レスがクロウディアを 仲間にしてしまう。この作戦は見事に成功し、65年間3人は仲良く(?) 奇妙な「家族」として過ごす。

■ 1862年、クロウがレスを「殺し」、ふたりはヨーロッパへと逃げる。 この時、ルイはニューオリンズに大火事を起こしてる…。

■ いっこうに仲間を見つけられないまま、二人はパリへ。ここで アルマンと、 バンパイヤ劇場に出会う。アルマンに強く惹かれるルイは、クロウのために マドレーヌを仲間にしてしまうが、その直後、クロウもマドレーヌも、 バンパイヤ劇場の者たちに捕われ、陽の光を浴びて死んでしまう。これに怒り、 復讐として劇場とそこのバンパイヤ達を燃やした後、アルマンと旅に出る。

■ いずれアルマンとニューオリンズに戻って来るが、レスのもとへ帰るのを拒む。 アルマンも去り、100年近く、静かに過ごす。1976年頃、自分達の話を 記者・ダニエル=マロイに語り、有名になる。

■ 1985年、昔の通り元気になったレスタトに惹かれ、彼のもとへ と戻る。

■ 「肉泥」では、ラグラン・ジェームズと肉体交換する件で、 レスタトが相談しに来るが、もちろんルイは大反対。結局二人は 喧嘩別れする。しかし人間の身体になってしまったレスが、まず助けを 求めに来たのもルイのところである。ルイはレスタトの願いを 断わり、悲しそうにレスタトから離れてしまう。

■ 結局その事件はデビッド・タルボットの協力で解決するが、 その後、ルイはレスタトとデビッドといっしょに南米の ジャングルまで行ったらしい…;

■ そしてメムノックとの事件で酷く傷つき、狂わんばかりの レスタトを、最後は優しく介抱してあげてるルイがいた…。

■ 相変わらずひっそりと生活を送っているが、クロウディアの幽霊を見た、という噂が忘れられないルイ。デビッドがメリックという強力な魔女を知っていると聞き、メリックにクロウディアの霊を呼び起こすよう、頼む。

Updated 17 April 2005