いマントのローマ人

マリウスはアルマンとのエピソードが一番印象的vv バンパイヤとしても、人間としても幸せに過ごしていたマリウスにとって、 唯一の悲しみは、きっとアルマンだと思う。 マリウスってばレスもルイも気に入ってるし、気が多いんだけど…まぁ、バンパイヤたちって みんな節操なしだから、適当にそういうのは無視、無視(笑)。

特に彼の描いたThe Temptation of Amadeoからは、 マリウスの愛が伝わって来るようで、うっとりvvv。黒い天使に囲まれたアマデオ。 あの黒い天使は、まだ子供のアルマンを闇へと引き入れようとする、 マリウスの自分の心なのでしょうか。悪魔でなく天使を描いたのは、 きっと人間のアルマンにはThe Dark Giftは 素晴らしいものに見えることを、マリウスはしっかり承知している からなのか。天使達は、かすかに苦味のある笑いを浮かべてるらしい けれど、それはまるでマリウスが、自分の力に対する気持ちを、 表わしているようです。

アルマンとの再会は、一見静かなものに見えましたが、表面下に 流れる感情は本人達でさえ言葉に出来ないほどのものだったはず(やっぱり葵ビジョン??)。でもどんなに愛しくて、懐かしくても、アルマンはもう既にマリウスの 手の届かない所にいる。マリウスがどんなにアルマンの哀しみや 苦しみ、そして悲観的な人生観を変えてあげたくても、500年の 空白は長すぎた。この失われた時はもう取り戻しようもなく、マリウスの 唯一の罪悪感は、消されようもありません。

でもマリウスは強いから大丈夫でしょう (でもTVAを読んでからは…ねぇ…はぁ…)。それにしても、 「呪われし~」では、マリウスが怒ったのを初めて見て、驚いた。 温厚で、怒るなんて想像もつかなかった…。でも考えてみたら プライドがとても高いから、アカシャにあんな仕打ちを受け、しかも彼女にフラれた形になってしまったわけだから、 怒るのも無理ないか。にも関わらず、最後まで紳士を通した マリウス。いいかんじですvv。(笑)

Updated July 2, 1997